手根管症候群
- 手のひらが痺れる
- 手を振ると痺れが収まる
- 夜や明け方に痺れや痛みが強くなり痛みで目を覚ます
- 服のボタンや小銭がつまみにくい
手根管症候群|あさひろ鍼灸整骨院同潤会院
手根管とは手首にある9個の骨と手根靱帯で囲まれた空間でありその中を9本の屈筋腱(指を曲げる腱)と正中神経が通過します。
この手根管内で何らかの要因によって正中神経が圧迫された際に発症します。
症状
初期は人差し指と中指が痺れます。やがて症状が進行すると、母指と薬指(母子側のみ)に痺れ感が拡大していきます。
急性期には痺れ感や痛みは朝方に強く、目を覚ますと痛んでいます。手を振ったり指の曲げ伸ばしで手に痺れが出ることが多く、酷くなると母指球筋が痩せてしまい、母指と人差し指で綺麗な丸(OKサイン)ができなくなります。
また、細かいものがつまみにくくなり、縫物作業などがしづらくなります。
原因
手首の骨折後、手根管内腫瘍、リウマチ、糖尿病などが挙げられていますが、一番多いのが、中高年の女性に発生する原因のない特発性であったり、手を酷使する労働者等に発生する腱の炎症(滑膜炎)でおこります。
手関節を酷使すると前腕の筋緊張が増加し靱帯や腱も過緊張を起こします。その近くを
正中神経が通り緊張した腱などが神経を圧迫し症状が出現します。
病院ではステロイド薬などの投与や安静固定などの治療を行うことがほとんどですが、
改善が見られない場合も多くみられるようです。
新小岩あさひろ鍼灸整骨院での施術
新小岩あさひろ鍼灸整骨院でも安静固定を目的とした患部のテーピングなどはもちろん行いますが、根本的な原因である筋肉、腱、靱帯の緊張を緩めること、神経の興奮を抑えることを目的とした施術を行っていきます。状態を確認したうえで、必要であればマッサージ、鍼、灸など症状に対してベストな組み合わせで施術を行います。